施設の目的
知的障害者福祉法に基づき働く能力を持ちながら一般社会での就職が困難な利用者に生活支援・職業支援を行い社会自立を図ることを目的とする。
基本方針
@ 個々の利用者の個性を把握し、到達目標を見い出し、その支援に全力を尽くす。
A 利用者の能力や個性に合った作業を開拓、提供する。
B 身体的、心理的虐待が行われないよう研修等の機会を通じ職員への周知を図る。
C 家族、嘱託医、栄養士等と連携を密にし、健康の維持・管理・増進に努める。
D 地域と深く関わりを持ち、積極的にボランティアの受入れや地域への参加を目指すなど開かれた施設づくりに努める。
E 法人内施設、他の各施設をはじめ、関係機関との連携を密にすることで利用者への援助や施設の運営の充実を図る。
F 職員の研修機会を積極的に活用し専門性を高めるとともに資質の向上に努める。
支援の目標
○ 生活支援
@ 個人の希望・目標を確認し、実現に向けて支援する。
A 家族との連携を密にし、落ち着いた生活を送れるよう支援する。
B 施設内外の作業活動を通して社会性や協調性を高める。
C 余暇活動を通し気分の転換を図り、健康の維持、体力増進に努める。
○ 職業支援
@ 目 標
・授産作業を通し、作業意欲ならびに作業態度の向上を図り、職場に適応できる体力、精神力を養う。
・基礎的な技術、技能を高める。
・作業を通してよい人間関係を育て、社会性を高める。
A 支 援
・働くことに関心を持ち、自主的に作業に参加できるように配慮する。
・物を作ったり、組み立てたりする中で、物を完成させる喜びを味わえるよう、作業への意欲を高める配慮工夫をする。
・働くことが社会の役に立つことを伝える。
・仲間と協力し、チームワークの大切さを感じられるよう努める。
・作業の内容と分担、役割を理解しやすいよう伝える。
・支援者やリーダーの指示及び作業のきまりをわかりやすく伝える。
・作業の準備、後始末、整理整頓を行うよう言葉かけをする。
・危険な道具や機械に気を付ける。
・休憩時間の意味を知り、有効に使えるように配慮する。
・園外実習を通して、社会性を高め、また実社会における仕事の厳しさを知ることができるよう機会を提供する。
・関係機関と連携しながら、就労に向けた支援を行う。
B 作業種目と内容
T 受託作業
・青キャップ洗浄、キャプロン消毒、シール貼り、箱折り、梱包作業等
U 自主作業
a 押し花作業
・草花の採集 ・花の栽培 ・押し花名刺他、各種押し花製品の製作
b 農作業・加工品作り
・干し柿作り ・梅干し作り ・畑作業
c 手縫い雑巾、より紐、プラントハンガー、マスキングテープ 等
V 実習
・地域企業への施設外支援
・地域農家への職場実習